こいつはわたしの犬

精神と時の部屋

わたしのわたしみ

健康診断の結果はめちゃくちゃ良好だった。糖、脂質はもちろん貧血も改善していて基準値内しかも真ん中あたり、いたってNormal。尿に混じった潜血は不正出血によるものだし、だけど白血球はわかんない、自覚ないけど膀胱炎なのかしら…。婦人科かかってみた方がいいのはわかってるけど、やっぱ足向かないじゃん。7月後半からしてるダイエットの成果は今のところ5キロ減。検査結果がよかったのもそのおかげだろう。

なのにわたしは疲れてる。倒れてからよりはっきり自覚してる。ものすごくまわりに合わせようとしているからで、わたしが不自然だからまわりも不自然になって、馴染んでいかないんだろう。こうするのが好ましいとかこうすべきとかが、わたしはどうなのかを差し置いて瞬間的に出てきて、それにかまけてたら、わたしがどうなのか考えないようになっちゃった。目ざとくいろんなことに気が付いて気にして、ああした方がよかったのかなといちいち小さく後悔して、そりゃ疲れるっつーの、わたしは誰なんだよ。ある程度鈍感な方がきっとうまくいくのに、わからなくはなれない。

 

大森靖子についてたまに考えるけど、愛されるために普段見せないように隠してる、女の愛されない部分をモロに出してるところがね、ほんとに凄いと思うよ。わたしにもある。隠してる。純粋と擦れっ枯らしを持って現実の上を綱渡りするような。わたしも魔法を使えるんじゃないかって思ってたし、使えないなら死にたいって思ってたし、使えなくても生きていかなきゃいけないんだってわかってるよ。かつて女の子だった誰の心の中にも、本当は大森靖子がいるはずで、それを隠さない彼女は偉い。汚れてもがいて生きていく姿は貴い。別にファンでもないんだけど、ものすごくわかる。

西野カナは嫌いじゃないけど、わたしはカラオケで西野カナを歌う女に絶対なりたくないんだよ。わかる? 係長は西野カナ歌ってってわたしによく言った。わかるわけないけど、本当にわたしのことがわかってないよねって思う。彼が欲しいのはそういう女で、わたしはそうじゃなかったっていう、今思えばただそれだけの話だったのかもしれない。

ゆめゆめ

25日は歓迎会兼暑気払いで飲み会だった。で、まあ先に言うと、酔い潰れて意識なくなって医院へ担ぎ込まれ、みんなの前でゲロ吐かされストッキングまで脱がされて、朝まで点滴してもらって夜を明かした。ビール一杯にハイボール三分の二杯、日本酒をお猪口に三、四杯、二次会のお酒は口をつけただけで、そんなにたくさん飲んでなかったし、実際全然普通にしていたのに、トイレに立って便座に座ったら突然意識が朦朧として動けなくなってしまった。元々貧血気味のところに生理2日目で、あとダイエット中で久しぶりのお酒、ひと月近くろくなもの食べてない日々だったので夏バテに加えて体力が落ちていたことと、ちょっと脱水気味だったと思う。体調さえ整っていればこんなことにはならなかったはず…だけど…じぶんでもびっくりしたんだけど…何よりみなさんほんとに驚いたでしょうね…迷惑かけて本当に申し訳ない…。新人で、私のための歓迎会だったのだよ……死にたすぎる……。土曜は家に送ってもらったもののそのまま起き上がれず欠勤した。お詫びのお菓子を用意したけど、明日どんな顔で出勤したらいいの…おお……。とりあえず謝罪と、治療費と、会費について確認を忘れない。明日行けばもうこっちのもんだ…大丈夫行け、がんばれ……!…!!

8月

あっという間に休みは終わった。旅行にも行かなかったし、ふだん会わない友達に特別に会ったりもしなかった。気が向いたら手芸をやって、寝て、時間にきちんと夕食を食べる。じっくりと、へっこんだ自分のあちこちを撫でるように、横になって過ごした。

1日からは新しい職場で働いている。とてもまともな職で条件も格段に良くなったので、勉強なども頑張らねばなと思っている。同僚はみんないい人。だけど、(わかっていたけど)院長夫人がうるせえババア。でもわたし割と人に好かれるタイプの人だから大丈夫なの。大丈夫なんだけど、大丈夫にする為に物凄い気を使って疲れるのがいつものパターンなので、ダメでもいいやって思って働くことにする。

やっと、やっと、運が向いてきたかなと思う。結婚してもしなくても、一人でも社会的になんとか大丈夫そうになれそう。

 

人を思いやることは、私には本当はとても難しくて面倒で、だけど、やろうとするから疲れるんだ。私は、偏屈で、頑固で、人付き合いが苦手で、辛辣で、冷たい。それをわかっているからやろうと思ってしまうんだろうな。普通を装って。それがわたしの社会性で、もちろん正しいことだけど、わたしは多分やろうとしなくても十分人並み以上に優しいから、そこまでしなくてもいいやって、思ってやっていこ。上手にやりたいしやれると思っていたけど、別にもういいや。どこまでいっても私はわたしでしかないし、わたしを納得させられるのも、そこんとこを理解してなでなでしてあげられるのも、私しかいない。誰かに寄り添ってもわたしの心は多分ずっと一人だ。そこらへんの気持ちの解決を、外的な要因に任せるのはやめよう。

 

少しすっきりした気がする。割と冷静なのは自分のいいところだと思う。あしたからも落ち着いてやろ。

夏休みは絶対短い

7月13日になった。

毎日ものすごく寝て、起きて、食べて、寝て、老人ホームの方が忙しいくらいのレベルでゆったり過ごしている。時間があっても人間どうにもならないということがよくわかる。意志なんですよねー。時間やお金等の理由は言い訳で、そうしようという意志があれば、それらは作れるもの。私にはこの休みを有意義なものにしようという意志が足りない。大人として生きていくこれからの人生に、こんな夏休みはもう来ないかもしれないのに。だけど休んでるんだからそれでいいんだ。休んで過ごすと1日があっという間に終わるから、全然休み足りないよ。あと2ヶ月くらいあってもいいのに、もう残り半月か。

 暇にまかせて最近レジンを始めて、レジン液やらパーツやらを買い漁ってる。百均にものすごく頻繁に通ってる。大したものはできないけど、でも楽しいよ。互いの創作活動を高め合う会と称して、友人の家に集まって一緒に(というかそれぞれ)作ったりして。絶対作ろうと思っていた花京院ぽいイヤリングを作り終わって心の底から満足して、すでに飽きがきてるんだけど、投資してるからもう戻れない。友人は秋のバザーに出品するらしいので、私ももっと技を磨いてなんか出そうかな。ハンドメイドマーケットのアプリとか見てると、百均のパーツにちょっとレジン盛っただけやんけ!みたいなやつが結構な値段で売っていて、かわいい♡ってありがたがって買ってる人もいる。自分が作る側の目線になると、商売って、創作って、オリジナルってなんだろうみたいな、微妙な気持ちになってしまう。
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花京院のイヤリング(ピアスホールあけてないので)、着けるとまじでこんな感じになるんだよ。めっちゃ気に入ってるけど着けてく場所がない。 USJに行くしかない。

 

7日、ボーナス支給日。気が大きくなって普段使いに良さそうな帆布のトートバッグを買う。うれしいけど虚しい気もする。

 

11日は職場の人とデートする予定だったけど、彼の仕事に諸事情あって延期になった。おばちゃんたちに送別会でなんやかんや言われてケータイ番号交換して、デートの日にちと行き先・日程まで決められていたのだ。お互い嫌じゃないけどどうしてもというほど良くもなくて、延期したけどきっとこのまま次の約束もしないと思う。それもさみしいけど繋がっても面倒だなと思ってると思う。私もそう思う。

 

今日係長から電話きた。この三連休で仕事が一段落するから、終わったら食事に行こうというもの。もう来ないと思ってた。日にちが決まれば多分行く。どこまで甘いんだ私は。ただ、そうできるほど、どうでもよくなったんだなぁと、こうして許せる日が来たんだなぁと、嬉しくも思う。この前話をしてよかったな。ちゃんと線を引けたと思う。もう大丈夫。やっと。感慨

 

明日は来月からお世話になる個人医院に、制服のサイズ合わせに行ってくる。結局痩せなかったな…。

お別れの歌

もう7月6日になった。休み始めるとあっという間です。

 

6月30日は勤務最終日だった。呼び止められて向かいあって挨拶をした。泣かないぞと思っていたのに、これで最後と思って顔を見ると泣けてきて、お世話になりましたくらいちゃんと言わなきゃと思うのに、言えなかった。係長は係長でまだ何か言いたそうなのに言えないような顔をしていた。帰り際、いつもどおりの簡単な挨拶のあと、やっぱりちゃんと言わなくちゃと思って、わたし追いかけたけど、もういなくなっていて、これで完全に終わった、と思ったら涙も止まった。最終日だというのに目一杯残業して、みんなを見送って帰った。

夜、係長からショートメール。お疲れ様今までありがとう・機会がもらえるのなら話をしたい という内容。大好きでしたよ とだけ送って、会う会わないには答えなかった。

 

7月2日 送別会は断ったのだけど、有志で開いてくれることになっていて、それならと参加してみたら、ほぼ全員が出席していた。大変申し訳なかったけど嬉しかった。みんな優しい。係長は来ていなかった。来てほしかったけど来てほしくなかった。いなかったおかげでのびのびみんなと話ができて、1時くらいまで飲んで帰宅。

 

7月3日 会えないとなると彼がわたしに何を言いたいのか気になる。傷つけられてもこれが最後だしと思って、会いましょうと連絡する。

 

7月5日夜 会う。娘さんが学校で色々あって泣きながら帰ってきたそうで、学校や家からラインが来てる。こんなことしてていいんですか、と聞くと、いやいい大丈夫という。辛い思いをさせていたこと、自分のせいで仕事を辞めることになったこと、人生を悪い方向へ変えてしまったことを、謝られた。自分を庇ってくれていたことも、何も言わない優しさも、わかっていたと(全然わかってないと思いますけどね)、私相手に萎縮して小さくなっていた。そうですね、と言って、だけど好きだった、あなたもいろいろあるだろうけど、このままじゃ全部を無くしてしまうよ、あなたのためにもっと大切なものをしっかり大切にしないとだめですよ、と泣きながら訴えてみた。言いたいことを言えたらスッキリした。色々の真偽はもうどうでもいい。これで終わりなのだし、わたしなりに彼を愛していたことをちゃんと伝えられたのだし。ごはんくらい奢ってくれるのかと思ってた、と嫌味を言うと、送別会のつもりで今度奢るよというので、年の離れた友達としてね、連絡来まくってるし早く帰りましょうと、抱きしめられてキスして別れた。「今度」はもうない。最後まで譲歩して気遣って終わった。けど、それでよかった。車の中で泣いた。

終了です。ゲームセットです。コールド負け…でもないか。さようならわたしの2年3ヶ月。腕のまわらない広い背中。わたしがなんとかしてあげたかったけど、できなかったなぁー。

 

でもこれでようやく自由になった。本当の休みが始まった。せっかくだから、今月中に一人でどこかへ旅行に行ってみようと思う。ボーナスもらい逃げだしね。

 

I

半月で色々あった。転職決まったよ。

14日は面接を受けに行った。何とも言えない手応えだった。翌15日に採用の知らせ。あっさり転職が決まった。諦め半分だったので棚ぼた感すごい。前2つ受けた病院より条件がいいし、なによりこのタイミングだったので、正直病院の求人ならここしかないと思っていて、何としても射止めたかった。けど無理かなとも思ってた。これでダメなら仕方ない、腰を落ち着けて時間かけてじっくり職探そうと思っていた。光。しかも勤務開始もこちらの都合がいいように待ってくださるとのこと。神。予定通り7月末付で退職、7月いっぱいは有給で休むことにした。7月中頃には制服のサイズ合わせに行くことになっている。白衣。

 

昨日は職場のおばちゃん二人と遊びに行ってきた。

日本で唯一の閘門を通過する運河の観光クルーズ船に乗って、風を切って進む船から光る水面と空と緑を眺めているそのときに、23日の夜係長から着信があったことに気付いた。係長の誕生日だった。覚えていないだろうと思われているだろうということに悲しくなって、誰かに言ってもらえよと、なににも触れず、なにも言わなかったあの日。去年のこの日すでに彼には私より好きな人がいたけれど、私はそのことにまだ気付いていなくて、休憩室で寝転んでる彼の腕を引っ張って起こして、脚の間に座り込んで長くキスをして、おめでとうと言ったのだった。水しぶきキラキラ。跳ねる魚。青く晴れた空。ガイドさんの声。おばちゃん達に気づかれないように見つめる携帯の画面。

わたしが振って、わたしが終わらせる恋で、わたしが追われて、愛想を尽かした恋なのだ。馬鹿で情けないあなたが好きだよ。勤務もあと3日だし、何もかももう遅いのに、わからないあなたが好き。わたしがどうにかしてあげたかったけど、ほんとにもう遅い。

着信拒否すると通知もなくて、履歴画面にだけ履歴が残るの。したことなかったから知らなかった。コール音が鳴るだけでつながらないのかと思ったら、ちゃんと「この電話はお繋ぎすることができません」ってメッセージが流れるんだって、調べて知った。

帰宅後この履歴を眺めているときに、うっかりタッチして電話をかけてしまった。気付いてすぐ切ったけど、着歴残ったろうな、と思っていたら、朝になってしらないケータイから4コールの着信。多分係長の業務用のケータイだと思う。どうしても繋ぎたいわけじゃないから、昨晩すぐじゃなくて、しかもたった4コールで切れたの、分かってる。

まとめに「だめだと言われて我慢できる恋愛は恋愛じゃないと渦中のアイドルは言うけど、それを見た両親が、我慢できるのが愛だと言ってたのがかっこよすぎた」と2ちゃんの一レスが乗ってたけど、でもそうなんだよ。わたしは彼を愛していた。言葉や物を与えて示すことだけが愛じゃないと、彼が気付かなかっただけで。

彼の胸板の厚さを、わたしの髪を耳にかけて頬を撫でる手を、太い指を、彼としたセックスを思い出して、わたしがまだ泣くことを彼は全く知らない。もう遅い。大丈夫なふりももうあと3日で終わりにできる。やっと過去になる。このまま何も言わないつもりでいる。

レモネードの夏

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10日は友人と初めてコストコへ行った。おもしろがってパンばっかり買って一万円くらい使って会計でびっくりした。

今日はばら園へ行ってきた。今年は開花が早かったみたいで、少し盛りを過ぎてしまって、花は枯れかけていた。
去年来たときに、その前の年もばらを見ながら係長のことばかり考えていたのだったと思い出して、日記にそう書いたことを思い出した。今年は、こんなに彼のことを理解しながらも黙っているいい女は世界中探してもわたしの他にどこにもいないよ、あなたのことを本当に理解しながら好きでいるのは、わたしと、多分あと奥さんだけだと思うよ、もう付き合いきれないわ、と思いながら見ていた。
様々な名前のばらがある。妹に、自分で作るならどんな名前のどんなばらにする?と聞かれて、明るい黄色で「レモネード」という名前のばらにすると答えた。もちろん脳内では聖子ちゃんの名曲レモネードの夏がかかってる。「会いたいのは 未練じゃなく さよならって 涼しく 言うためよ」

写真は、コストコの帰りに寄ったカフェで食べたパンケーキと、今日のばら。

8月の軽井沢旅行は、わたしがどうなってるかわからないので、秋に延期してもらうことにした。
14日は面接。頑張りたいぞ。