日記についての日記

はてなダイアリーで日記を書いていたのは28歳くらいまでの間で、初めてブログを作って、今のアカウントと別の名前で書いていたのは、19歳から25歳くらいの間のことだった。日記自体は高校生の頃からつけている。
19歳当時、大学を休学して離れた数少ない友達に近況報告ができればよいと思って、ブログを書き始めた。最初こそ明るく楽しく近況報告をしていたけど、わたしの休学生活は明るくも楽しくもなく、むしろ大きな悩みと迷いのドン底にいたために、泣きながらブログに心境を綴っていた。
一年休学して、復学することなくわたしは大学を中退する。次失敗するのが怖くて何もできなくなって、実家に戻ってきていることを誰にも知られたくなくて、犬の散歩の時くらいしか外に出ていなかった。外出しても、外の陽射しの明るさに泣き、本屋で本の帯を読んで泣き、桜の綺麗さに泣き、時間が過ぎることの恐ろしさに泣き、自分の無力さに泣き、それでもお腹が空く身体が恨めしくて泣いていた。そういうわたしを支えていたのが、ブログを書くことだった。書くことで、今思えば恥ずかしくどうしようもなくかっこ悪かったけど、なんというか、救われていた。(今もしてることは同じですね)
わたしは日記を書くのが好きだ。書くことで自分の真意を初めて知ることができる。文字の中のわたしは素直だ。なぜノートでなくわざわざ人の目に触れるブログで書くのかというのは、はてダ時代に出した結論のとおり、結局のところわたしのマスターベーションなんだけども、それを読んだ誰かがわたしの気持ちに共感して☆でもつけてくれたとしたら、わたしにとってそれはもうセックスしてるのとほぼ同意くらいの大きな意味があることだった。アクセスや星やコメントに励まされ、過去の自分に背中を押されて、怖くても、前を向けなくても、また進もうと思うことができた。
その後バイトを初めて、医療事務の勉強をして病院で働き始めて、数ヶ月でその病院が倒産してしまって転職したりするのだけど、いつも、いつも、いつも、ブログがわたしのそばにあった。わたしがわたしに大きい声でがんばれ!!!と言えるのは、ここでだけだった。

なぜこんなことを書くのかというと、今日ふと、あのころコメントや星をくれた人たちは、アンテナに登録していたブログたちは、どうなっただろうと思ったから。昔のアカウントでログインしてみると、サービス自体がはてなダイアリーからはてなブログへと移り変わって、更新も止まりページすら表示されないものがほとんどの中、あの頃と同じタイトルでブログを続けている人も、まだはてなダイアリーで更新を続けている人もいた。
わたしも元気でやってるよ、頑張るよ。あと、どうもありがとう。って、日記に書きたくなった。
っていう今日の日記です。