仮想敵

美容室の予約が15時からになってしまったので、時間より早めに出かけて外で昼ごはんを食べることにした。店内は空いているのに数組のおばちゃんたちの喋り声で騒がしい。スープカレーを鼻水すすりながら食べつつ内容に耳を傾けると、どのテーブルも嫁姑問題みたいな、昔のどぉ〜なってるの!?(というフジテレビの番組)みたいな話をしている。いつのときも女の敵は女なんだよね。いつまでたっても女は所詮女で、だから女なんだよな。

最近、女同士の友情は長くもたないだろうということを、カロリミットの「女の友情はおいしいものでできている」というフレーズを聞くたびに納得して思う。おいしいものと仮想敵がなければ、わたしたちは友達でいられない。本当かな?残念だけど、私とあなたが女なら、それは本当なんだよ。

生まれ変わるなら絶対に男になりたい。というかそもそも生まれ変わりたくない、どうしても生まれなければならないのなら、仕方ないから植物になりたい  と言ったら、そんなの悲しすぎると言われた。生きていることは悲しいことだと私は思うけど、女子達はそうでもないらしい。

友達ってなんだろうね?

最近わたし、自分の中に割りと激しい感情があることを、否定できないどころか、はっきり自覚しつつある。蠍座の特徴なの。数年前までは自分にはまるで当てはまらないと思っていた。