トワイライト

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夕飯におつまみめいたものをたくさん作って、9%のお酒を飲んで、まだ19時台、危ないかなとも思ったけど、いまこのふわふわのままウォーキングに行こうと、おしゃれ着のままスニーカーを履いて外へ出た。わたしの町は本当に何もないだめな町だけど、だめで不便なこの町は、そのままわたしを形容しているようで、わたしの存在を許しているようで、嫌いになれない。酔ってるくらいの明るさがいつもわたしにあれば色々解決するのにな…と考えながら、蛙のとんでもない輪唱の中を6km歩いて帰宅。半袖のニットで寒くない。コンビニでアイスを買って歩いて帰るカップル。焼肉屋から立ち上る雲のような煙。その横のえらく光る一粒の星。ランダム再生で流れるビッグ・バッド・ビンゴ。とっくにくたびれたマーガレット。わたしを追い越す野球部の自転車の群れ。夏の気配がそこらじゅうで苦しいくらいにふくらんで、破裂を待っている。待ち遠しいよ 夏。