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こいつはわたしの犬

精神と時の部屋

ふるふるフルムーン

カップルみたいなことをして わたしをその気にさせて  ひどい人だな本当に

そっけなくされると追いかけたくなるし、振り向かれると悲しくなる。私と彼の間には、反発し合う磁石の、どうしてもくっつけられないあの隙間みたいなものがあって、離れていればわからないのに、近づくほどによくわかる、力を込めれば込めるほどそこにあるのがありありとわかる、あれ。あれがある。

今夜釣れない釣りで堤防でひとりぼっちの彼が、月を見ながら私にメッセージを送ってきたことを、それが何年に一回の大きな月の日で、わたしの30才の最後の日であったことを、覚えていたいと思うよ。

「おっぱいがデカくてキレイで魅力的だ、だけどハートが一番だよ」

30才になったらもうやめようと言いながら、やめるやめる詐欺で一年経ってしまった。合コンの誘いも断り続けて、わたしは一体どこへ向かうんだろう。