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こいつはわたしの犬

精神と時の部屋

ふえ〜ん現象

7月だ。信じられないくらい暑かった。最高気温35.2度 うまく測れなかった体温じゃなくて、気温が35.2度なんだよ…


23日は係長の誕生日だった。休憩室で寝てる係長の両腕をひっぱって起こして、抱きついて足の間に座り込んでキスした。

おたんじょうびおめでとうございます
久しぶりだ。ずっと悩んでるような顔してるから、大丈夫かなと思ってた
えへ、…全然大丈夫じゃないですよ…
どうした?
あの…うーん…、…どうもしないです…
なんだよそれ(笑)

言いたい言葉も出なくなる。不安だった気持ちも怒りも悲しみも一人で耐える辛さも、その瞬間だけは、なくなる。手を握って見つめ合っていられるとき、彼の背景になにもない瞬間、一人の男性として、係長の事がとても好きだ。

だけどやっぱり今苦しいんだよね。苦しいんだよね。もうやめたい。ずっとつらいから。明日目が覚めたら係長を知る前のわたしに戻っていればいいのに。彼はわたしに変わらずちょっかいをかけるだろうから、それなら彼がわたしを嫌いになれば…と一瞬思ってすぐ止めた。耐えられない。口外しない、断らない、余計なことを言わない、いらん連絡をよこさない、手がかからない、金がかからない、健気、そして俺を好きでいる。彼の方からわたしを手放す理由がないのを知っている。わたしがそうなるようにしているんだから。泣きそうになりながら、おねがいだから嫌いにならないで、と思っていることに気付いて、なんかまずいんじゃないの、と思っている今。