ふしぎカマトト

なにもかもを放ってどこかへいなくなってしまいたいと思うことがある。すぐに、そんな寂しいことはできやしない、できてたまるかと打ち消す。自分は何者なのか考える。怖い。人のことはよく分かる気がするのに、自分のことはいつまでたってもよく分からない。口をつぐんで、いつも何かに耐えている。わたしは貝になりたいけれど、本当は、はやく本当の私になりたいんだ、ずっと、いつだって。ずっと待ってるのにいつ訪れるんだよその時は!

口は災の元なので閉じるとして、目や耳を開けたままでは思いだけが募って辛いから、もういっそ塞いでしまえば、楽になれるのにな。つまり口を閉じてしまった時点で人としては終わってると言えなくもない。次命あるものに生まれてくるなら絶対に植物になりたい…害のないやつ…。

トラブルがあってちょっと不穏な空気が漂っている。なにもないだろうけど、巻き込まないでほしいの。わたしはきちんと黙っているんだから。

本当の自分にと思うけど、おりこうさんでカマトトぶった自分のことをわたしは愛しているよ。分かってもらえなくても、たまに誰かに頭を撫でてもらえたら、それでいいんだ。
色々書いたけどつまるところ欲求不満ですという話か。なーんだ。