こいつはわたしの犬

精神と時の部屋

未来予想図

愛があれば年なんて関係ないというような話を、課長や次長がしていて、飛び火してきそうで席を立った。係長の前で、なにをどう言っていいかわからなかった。 

気持ちがあっても年なんて関係なくても意味ないし 情熱でどうこうできることじゃないし
愛は無償のものとよくいうけど、そんなの嘘じゃないかな。

憂うつ。トイレを出たところで係長とすれ違う。 
お盆は?友達と会ったりする?
帰省の予定ないみたいで←知らないだけ
妹は?
お盆休みないんで、帰ってきません
じゃあ力いっぱい飲めないな
苦笑

帰宅前ロッカーの前で2人になる。
今度ゆっくり飲みに行こうな
忙しいんですね
いやお盆の間はみんな出歩いてるから バレてもいいならかまわないけど
苦笑(こっちの台詞だろ)

ぜんぜんよくないのに、よかった。うれしい。
こんなことがよかったと思える私の不幸。盛りあがったわたしの気持ちを諫めるためで、もうやめよう諦めてくれと言われるのかもしれないと思って落ち込むこれもまた不幸。顔を会わせるとせつないから素っ気なくしすぎてるこれも不幸。苦しい胸の内を伝えられない不幸。伝えようとして連絡とって罪悪感で不幸。
でも好き

年をとって、じいさんとばあさんがにこにこして軽トラに乗っててさ、どこへ行くにも軽トラで、ふたりして。おー、仲いいなってさ。とありがちな老夫婦について話す係長。話しながらきっと想像したでしょう。彼が年老いて、隣にいるのは私じゃない。
好き

ばかだな どうしたらいいんだろう。