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こいつはわたしの犬

精神と時の部屋

ホル悶

おなかがいたくてかなしい気持ちである

腰が痛い子宮の収縮を感じると思っていたら案の定生理である。
ここ数日の不安も感傷も、すべてがホルモン様のせいであった。今日の止まらないイライラもそう。
こうして自分も気付かぬうちに感情に波ができて、いいようにあっちこっち流されて、こんなの自分じゃないって思うのに、違うんだよ、けっきょくこれが私なんだよね。
いつも公正でまっとうにと思って生きているつもりでいるのに、この瞬間のこんな気持ちのために、わたしは私にがっかりして、日々のがんばりなんか、なかったことみたいに思ってしまう。こんなに虚しい気持ち、わかる?
仕事がものすごく忙しくて、おなかいたいのも誰にも言えず、痛いよう痛いようとすがる気持ちで開けた薬箱には、バファリンが入っていない。転がり込むように車に乗り込んで、仕事のことや今日したミスのことを思いながら、薬局へ走る。こんなこと考えてもそれもホルモンのせいでたいして意味なんてないとわかっているのに、どんどん惨めになっていく。馬鹿馬鹿しいと思いながら、目に涙をためて車の窓から投げ捨てるようにうおおと叫ぶ。うぉううぉう唸りながらやっと着いたドラッグストアの入り口には、月経前症候群の治療薬のポスターが貼られていて、世界の意地悪さについに私は泣いてしまう。

弱えー

例えばこういうとき抱きしめられたら少しは、と考えるけど、そんなのばかばか私のばか
ああだから、あの治療薬を買うべきだったかもしれないって、つまりそういうことですよね。

泣いちゃう。