おしゃれなコートがほしい


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コツコツ作っていたクリスマス女子会で配るシュシュが完成した。わたしはめちゃくちゃ不器用なのに、謎のハリキリスイッチが付いていて、たまにこういうことをアホみたいにやりすぎてしまう。時間もかかるし仕上がりも特別きれいじゃない、本当に人より不器用だから。なんでやろうと思うのか全然わからない。心の中の女児が叫んでるのかもな。

わたしもクリスマスプレゼントほしいな。会話の中で欲しがってるものをそれとなく探られたい。

ボーナスでコートを買うかやめておくかで、ここ数日め本当に頭を抱えるほど悩んでる。

少女の10年

アーバンギャルドのファンです。インディーのファーストアルバムから、メジャーサードアルバムまではCDを買っていて、そこからは、彼らの歌うことが今までのように胸に刺さらなくなって、わたしが変わってしまったのだな…と、少し離れていた。

この度ニューアルバムが発売されて、その中に今までアルバムに収録されていなかった好きな曲が入っていたので、せっかくだからとライブDVD付の初回版を購入した。

 

アーバンの何がいいって、メロディーももちろんなんだけど、歌詞がいい。少女の頃の痛々しさや、繊細さ、未熟さゆえの衝動、自傷、儚さ、何かへの強烈な憧れ。わたしは別におくすりのお世話になるほど病んでもいないし、リストカットもしていないけど、このバンドのつくるオマージュに溢れたサブカルど真ん中の曲と、歌われる架空の少女に共感していた。ときが経つと共にそういった棘は自然と心から抜けて、あの頃のヒリヒリはいつのまにか今の自分のものじゃなくなっていて、だけど不意に襲うモラトリアムコンプレックス!もう大人になったはずなのに、あの頃大切だった服、安いキラキラのアクセサリー、コロン、制服、ルーズリーフをハート型に折った手紙、かわいい飾りボタン、楽譜に書き込んだ文字、そういう諸々を一旦忘れた時期のこと、だけど本当はずっと好きだったもののこと、思い出して苦しくなることがあった。

自傷する少女の気持ちを歌っていたアーバンギャルドは、10年経って、少女を力強く励まし救う歌を歌うバンドになっていた。

大人になること、思い出を黒歴史化して蓋をすること、もう戻れないあの頃を懐かしみ愛おしく思う気持ちも、ぜんぶ許す歌を歌うバンドになっていた。

また新しく始められるよと、先から私を引っ張って走る、そういう歌を歌うバンドになっていたのだった。

架空の少女も歳をとっていたんだね。10年という時の間、メジャーデビューやレコード会社移籍、メンバーチェンジなど、アーバンギャルドにもたくさんのことが起こり、同じ様にわたしにもたくさんのことがあった。黒歴史を塗り重ねる人生、でも人生ってそういうことの繰り返しで、そういうものだ。わたしも明日からも強く生きようと思わせてくれる、いいアルバムでした。

 

愛と幻想のアーバンギャルド(初回生産限定盤)

愛と幻想のアーバンギャルド(初回生産限定盤)

 

 

今日から三連休。せっかくなのに外は寒くなるらしい。爪を休日仕様でめちゃくちゃかわいくしたから、休日しちゃお。

きっとうまくいくよ

ポケットに忍ばせているちいさいハンドクリームのチューブに、「きっとうまくいくよ」と書かれていることに、けっこうかなり救われている。あまいバニラのにおい。

もうだめだの方が圧倒的に多いけど、たまには、まあ大丈夫じゃん、と思えることもある。

よしよし

君と僕との間に永遠はみえるのかな

土曜夜、親友と呼びたい友人とごはんからのお風呂へ。誕生日を祝ってもらい、恋に至らぬ彼の話を頭から尻尾まで聞いてもらう。岩盤浴で汗をかき、ミストサウナや寝湯でゴロゴロしながら、結婚する彼女の色々や、私の住む狭い町で覚醒剤所持の現行犯逮捕者が出た話など、4時間ほど話して、1時前に帰宅。恋は永遠に続くものじゃないっていうのはみんなわかってることなのに、恋の先に結婚という永遠を誓いあう制度があるのが一般的で、それが廃らないのめちゃくちゃ不思議だ。わたしは誰にも永遠なんて誓えそうにないよ。誓えないけど生きていかなきゃいけないから手段として結婚せねばならないというのは、そんなのつまらなすぎるし、そんなのは嘘じゃん…。永遠、ほんとうに誓えるの?みんな。

この歌さぁ、どうかと思うけど大塚愛の歌でこれだけは好きで、一人でカラオケ行ったときにだけこっそり歌う歌。

愛したいけどまずはとにかく愛されたいよマジで。15時過ぎからワインを飲んでるきょうは日曜日。

🍰

あしたわたしのお誕生日を祝う会が開かれる。こんな感じで生きてて大丈夫ですかね  ?しか感想がない。転職で環境の変化が大きい1年だった。

いつになったら大人になれるの、いつになったら平和になるの、いつか美しい飼い猫になりたいけど、なれる日は来るの???

きれいな色の名前以外のことは覚えていたくない。仕事もお金も恋も家族も友達も自分のことも、いま湯船から上がることも、ぜんぶぜんぶがむずかしい


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おめでとうって言われると、それでもまあちょっと、うれしい。新しい一年は諦めることを覚える年にしたい。

オレンジジュース

 

ツイッターで、まだ好きな別れた男との思い出ばかりつぶやいている人をフォローしていて、その人が、「去年の夏の朝好きな男と電車を待っている間に男がコンビニでアイスを買ってくれて、私はシチリアレモン味のパピコを選んだ」とツイートしているのを見て、情景が目に浮かんで胸がつまった。わたしも近頃些細な日常のシーンなどとにかく色んなことを思い出しているので、ああわたしもまったくおなじことしてる、と苦しくもなり感動もしで、いつかの思い出の水彩画を見ているようだ。恋が幸福なものとは限らないと、わたしはこの年になるまでちゃんと知らなかったな。恋と呪いの区別がつかなくなるなんてさ。

 

今日は料理をがんばった。普段はあまりしない。ハンバーグをこね、付け合わせにブロッコリーを茹で、さつまいもをオレンジジュースで煮詰め、コンソメスープを作った。おいしくてあっという間に食べ終わって、むなしくて悲しくなった。

 

晦日の深夜から元旦にかけて、神社で巫女のバイトをすることになった。昔は高校生がやってたものだけど、最近は色々厳しくて未成年者を夜働かせられないし、頼める人がいなくて困ってるらしい。毎年頼まれてやってるという同級生の友人から声がかかったんだけど、その子もやってるって言ってるのに、開口一番「えっ、こんなババアでも大丈夫なの?!」と叫んでしまった。バイトのコスプレババアから買う開運グッズとかなんのありがたみも効能もなさすぎで、詐欺では?と思うけど、時給高いらしいし頑張ろ。

あなたは僕のはじまりで、あなたは僕の終わり

誕生日が近づいて寒くなってくる頃、ふいにこの歌のことを思い出すことがある。サブカルクソ少女だったわたしは、高校の頃から渋谷系の音楽にめちゃくちゃハマっていて、みんなが聞いてたゆずやゴイステなんて超どうでもいいと思っていた。大学生になって、少ない友達のひとりが、うちゴイステ好きやねん、とCDを貸してくれて、聞いてはみたけどやっぱ全然好みじゃなくて、青臭いなぁと思うだけだったんだけど、でもこの歌だけは、この歌だけは、めちゃくちゃいいじゃん…って思った。柿の実が赤くなっているのを見て、ああ…と思う日が、今のわたしの日常にまだあるんだよ。

 

誕生日、季節がらもこもこのルームソックスみたいのを貰うことがとても多くて、かさばるしほんとにめちゃくちゃたくさん持ってるので、今年はとにかく入浴剤がほしいなと思っている。みんなーー!!入浴剤だよーーー!!!