無口な人

秘密って素敵よね。秘密にしていたい。言わないでいることって、もどかしくって、精神的に優位で、距離があって、わたしだけしか知らないそれって、なんかエロくていい。

俺だって男だし、君は女だろ って、ひっさつの口説き文句を笑っちゃってごめんなさい。オシャレもカッコつけも恋もみんな時の流れの中に消えるって、あなたは知っているのかな。

 

もっと、いいなと思える自分になって、自信を持って恋がしたくって、私はダイエットをしてる。まともな恋がしたいよ心から。幻想でない恋。生活。わたしのことを好きな私以外のひとの胸で安心して眠りたい。私以外と繰り返す毎日がほしい。なのに恋が難しい。

寒くなってきたからこんなこと思うんでしょうね!

もう10月だね

ユニバ行きた院

USJに行ってきた。22日金曜、仕事が終わってから電車で妹のところへ。0時ごろ車で出発して4時くらいに着。駐車場はまだ開いておらずゲート前には車が無秩序に列になっている。いつ動くかわからないのでろくに寝れず、苛立ちと疲れでなんかもう始まる前からすごいうまくいってなかった。こういうことができる年じゃなくなったんだなって実感した。

USJではジョジョのアトラクションがやってて、伴ってグッズも売っており、ぬああ承太郎の帽子ほしいいいパークでかぶりたあああいってなって行ったんだけど、9月いっぱいで終了なのでそのためか、ジョジョのグッズは帽子はおろかほとんど売り切れで数点しかなく、それがわかった瞬間ものすごくテンション下がって、なにしにここまで来たんだ…もう帰ろう…みたいな気持ちになった。まだ午前9時。目的を失って完全にやる気がなくなった。

金で買えるファストパスも買っていたので、その分のアトラクションには乗った。ハリーポッターについて無知すぎたので、この日のためにハリーポッターの映画をちゃんと見て勉強までしていく気合の入りっぷりだったのだよ…なのにハリポタエリアは人がめちゃくちゃいすぎでバタービールは口に合わず、かたやミニオン、こっちもめちゃくちゃ人いすぎで、だいたいミニオンてなんなのか全く知らず馴染みも感慨もなく、あとパーク内の物価がディズニー以上にほんとにめっちゃ高くて、おみやげを選ぶにも、これでこの値段…?と思うとためらわれ、クルーにはかぶっていたスヌーピーの帽子(景気付けに買った)についていちいちなんとか言われて愛想笑いもうんざりで、もうなんだかびっくりするくらい楽しめなかったんですよ。挙句の果てに150分並んで乗った目当てのジョジョのアトラクションでは、立って並んでる内からもう眠くて眠くて仕方なくてカクカクしながらなんとか立ってたんだけど、着席したら案の定秒で寝ちゃって、イス揺れるし血飛沫(という体の水)かかるし、その瞬間は起きるんだけどやっぱり大体寝てたようで、最後の承太郎とスタープラチナが変なポーズとってるとこしか覚えがなく…。後で妹に聞いたらDIOすげー顔してたよとか言っていたけど、DIO出てた?ってレベルで見てなかった。本当になにをしに行ったんだ私は。

ハロウィン期間中で夜に向けて人が増え、ゾンビとか嫌だしもう帰ろっか…と脱力しながら早めに帰った。帰りの車でもスマホで分岐のナビしながら寝てしまい、次どっち?!!っていう妹のシャウトでなんとか目を開けるみたいな。草津のSAでラーメン食べたあとはもう、申し訳なかったけど寝てたね。起きていられなかったね。SAで止まっては休憩でうっかり寝すぎて、夜の間に着いてもいいのに結局朝9時くらいに家に着いた。

とにかくほんとにめちゃくちゃ疲れたのと、USJ物が高すぎっていうのと、ジョジョのグッズ生産少なすぎという、この3点、これに尽きるあれでしたね。あとUSJの店員が話しかけてくるもてなし、まったくわたし求めてないので、そういう感覚合わなかったのもあれだった…。なんだかよくわからんけど買ってったミニオンのおみやげはやたらみんなに喜ばれたので、それはよかった。

なんかいろんな要素が重なって、楽しめなかったのが本当に残念だった。めちゃくちゃ楽しみにしていたのに。悲しい。お金はめっちゃなくなってそれも悲しい。空いてる日にアトラクションだけ乗りに行きたいけど、でも今度行くならやっぱディズニーにしよ…って思うけど、それすら楽しめるかどうか自信がなくなってきた。家族に付き合うお父さんの気持ちが完全に理解できてしまった。年なんだな〜〜〜。もう悲しい…。

つい昨日のことのように書いたけど、これもう一週間前の出来事だからね。今年ももう終わるわ。寝る。

わたしのわたしみ

健康診断の結果はめちゃくちゃ良好だった。糖、脂質はもちろん貧血も改善していて基準値内しかも真ん中あたり、いたってNormal。尿に混じった潜血は不正出血によるものだし、だけど白血球はわかんない、自覚ないけど膀胱炎なのかしら…。婦人科かかってみた方がいいのはわかってるけど、やっぱ足向かないじゃん。7月後半からしてるダイエットの成果は今のところ5キロ減。検査結果がよかったのもそのおかげだろう。

なのにわたしは疲れてる。倒れてからよりはっきり自覚してる。ものすごくまわりに合わせようとしているからで、わたしが不自然だからまわりも不自然になって、馴染んでいかないんだろう。こうするのが好ましいとかこうすべきとかが、わたしはどうなのかを差し置いて瞬間的に出てきて、それにかまけてたら、わたしがどうなのか考えないようになっちゃった。目ざとくいろんなことに気が付いて気にして、ああした方がよかったのかなといちいち小さく後悔して、そりゃ疲れるっつーの、わたしは誰なんだよ。ある程度鈍感な方がきっとうまくいくのに、わからなくはなれない。

 

大森靖子についてたまに考えるけど、愛されるために普段見せないように隠してる、女の愛されない部分をモロに出してるところがね、ほんとに凄いと思うよ。わたしにもある。隠してる。純粋と擦れっ枯らしを持って現実の上を綱渡りするような。わたしも魔法を使えるんじゃないかって思ってたし、使えないなら死にたいって思ってたし、使えなくても生きていかなきゃいけないんだってわかってるよ。かつて女の子だった誰の心の中にも、本当は大森靖子がいるはずで、それを隠さない彼女は偉い。汚れてもがいて生きていく姿は貴い。別にファンでもないんだけど、ものすごくわかる。

西野カナは嫌いじゃないけど、わたしはカラオケで西野カナを歌う女に絶対なりたくないんだよ。わかる? 係長は西野カナ歌ってってわたしによく言った。わかるわけないけど、本当にわたしのことがわかってないよねって思う。彼が欲しいのはそういう女で、わたしはそうじゃなかったっていう、今思えばただそれだけの話だったのかもしれない。

ゆめゆめ

25日は歓迎会兼暑気払いで飲み会だった。で、まあ先に言うと、酔い潰れて意識なくなって医院へ担ぎ込まれ、みんなの前でゲロ吐かされストッキングまで脱がされて、朝まで点滴してもらって夜を明かした。ビール一杯にハイボール三分の二杯、日本酒をお猪口に三、四杯、二次会のお酒は口をつけただけで、そんなにたくさん飲んでなかったし、実際全然普通にしていたのに、トイレに立って便座に座ったら突然意識が朦朧として動けなくなってしまった。元々貧血気味のところに生理2日目で、あとダイエット中で久しぶりのお酒、ひと月近くろくなもの食べてない日々だったので夏バテに加えて体力が落ちていたことと、ちょっと脱水気味だったと思う。体調さえ整っていればこんなことにはならなかったはず…だけど…じぶんでもびっくりしたんだけど…何よりみなさんほんとに驚いたでしょうね…迷惑かけて本当に申し訳ない…。新人で、私のための歓迎会だったのだよ……死にたすぎる……。土曜は家に送ってもらったもののそのまま起き上がれず欠勤した。お詫びのお菓子を用意したけど、明日どんな顔で出勤したらいいの…おお……。とりあえず謝罪と、治療費と、会費について確認を忘れない。明日行けばもうこっちのもんだ…大丈夫行け、がんばれ……!…!!

8月

あっという間に休みは終わった。旅行にも行かなかったし、ふだん会わない友達に特別に会ったりもしなかった。気が向いたら手芸をやって、寝て、時間にきちんと夕食を食べる。じっくりと、へっこんだ自分のあちこちを撫でるように、横になって過ごした。

1日からは新しい職場で働いている。とてもまともな職で条件も格段に良くなったので、勉強なども頑張らねばなと思っている。同僚はみんないい人。だけど、(わかっていたけど)院長夫人がうるせえババア。でもわたし割と人に好かれるタイプの人だから大丈夫なの。大丈夫なんだけど、大丈夫にする為に物凄い気を使って疲れるのがいつものパターンなので、ダメでもいいやって思って働くことにする。

やっと、やっと、運が向いてきたかなと思う。結婚してもしなくても、一人でも社会的になんとか大丈夫そうになれそう。

 

人を思いやることは、私には本当はとても難しくて面倒で、だけど、やろうとするから疲れるんだ。私は、偏屈で、頑固で、人付き合いが苦手で、辛辣で、冷たい。それをわかっているからやろうと思ってしまうんだろうな。普通を装って。それがわたしの社会性で、もちろん正しいことだけど、わたしは多分やろうとしなくても十分人並み以上に優しいから、そこまでしなくてもいいやって、思ってやっていこ。上手にやりたいしやれると思っていたけど、別にもういいや。どこまでいっても私はわたしでしかないし、わたしを納得させられるのも、そこんとこを理解してなでなでしてあげられるのも、私しかいない。誰かに寄り添ってもわたしの心は多分ずっと一人だ。そこらへんの気持ちの解決を、外的な要因に任せるのはやめよう。

 

少しすっきりした気がする。割と冷静なのは自分のいいところだと思う。あしたからも落ち着いてやろ。

夏休みは絶対短い

7月13日になった。

毎日ものすごく寝て、起きて、食べて、寝て、老人ホームの方が忙しいくらいのレベルでゆったり過ごしている。時間があっても人間どうにもならないということがよくわかる。意志なんですよねー。時間やお金等の理由は言い訳で、そうしようという意志があれば、それらは作れるもの。私にはこの休みを有意義なものにしようという意志が足りない。大人として生きていくこれからの人生に、こんな夏休みはもう来ないかもしれないのに。だけど休んでるんだからそれでいいんだ。休んで過ごすと1日があっという間に終わるから、全然休み足りないよ。あと2ヶ月くらいあってもいいのに、もう残り半月か。

 暇にまかせて最近レジンを始めて、レジン液やらパーツやらを買い漁ってる。百均にものすごく頻繁に通ってる。大したものはできないけど、でも楽しいよ。互いの創作活動を高め合う会と称して、友人の家に集まって一緒に(というかそれぞれ)作ったりして。絶対作ろうと思っていた花京院ぽいイヤリングを作り終わって心の底から満足して、すでに飽きがきてるんだけど、投資してるからもう戻れない。友人は秋のバザーに出品するらしいので、私ももっと技を磨いてなんか出そうかな。ハンドメイドマーケットのアプリとか見てると、百均のパーツにちょっとレジン盛っただけやんけ!みたいなやつが結構な値段で売っていて、かわいい♡ってありがたがって買ってる人もいる。自分が作る側の目線になると、商売って、創作って、オリジナルってなんだろうみたいな、微妙な気持ちになってしまう。
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花京院のイヤリング(ピアスホールあけてないので)、着けるとまじでこんな感じになるんだよ。めっちゃ気に入ってるけど着けてく場所がない。 USJに行くしかない。

 

7日、ボーナス支給日。気が大きくなって普段使いに良さそうな帆布のトートバッグを買う。うれしいけど虚しい気もする。

 

11日は職場の人とデートする予定だったけど、彼の仕事に諸事情あって延期になった。おばちゃんたちに送別会でなんやかんや言われてケータイ番号交換して、デートの日にちと行き先・日程まで決められていたのだ。お互い嫌じゃないけどどうしてもというほど良くもなくて、延期したけどきっとこのまま次の約束もしないと思う。それもさみしいけど繋がっても面倒だなと思ってると思う。私もそう思う。

 

今日係長から電話きた。この三連休で仕事が一段落するから、終わったら食事に行こうというもの。もう来ないと思ってた。日にちが決まれば多分行く。どこまで甘いんだ私は。ただ、そうできるほど、どうでもよくなったんだなぁと、こうして許せる日が来たんだなぁと、嬉しくも思う。この前話をしてよかったな。ちゃんと線を引けたと思う。もう大丈夫。やっと。感慨

 

明日は来月からお世話になる個人医院に、制服のサイズ合わせに行ってくる。結局痩せなかったな…。

お別れの歌

もう7月6日になった。休み始めるとあっという間です。

 

6月30日は勤務最終日だった。呼び止められて向かいあって挨拶をした。泣かないぞと思っていたのに、これで最後と思って顔を見ると泣けてきて、お世話になりましたくらいちゃんと言わなきゃと思うのに、言えなかった。係長は係長でまだ何か言いたそうなのに言えないような顔をしていた。帰り際、いつもどおりの簡単な挨拶のあと、やっぱりちゃんと言わなくちゃと思って、わたし追いかけたけど、もういなくなっていて、これで完全に終わった、と思ったら涙も止まった。最終日だというのに目一杯残業して、みんなを見送って帰った。

夜、係長からショートメール。お疲れ様今までありがとう・機会がもらえるのなら話をしたい という内容。大好きでしたよ とだけ送って、会う会わないには答えなかった。

 

7月2日 送別会は断ったのだけど、有志で開いてくれることになっていて、それならと参加してみたら、ほぼ全員が出席していた。大変申し訳なかったけど嬉しかった。みんな優しい。係長は来ていなかった。来てほしかったけど来てほしくなかった。いなかったおかげでのびのびみんなと話ができて、1時くらいまで飲んで帰宅。

 

7月3日 会えないとなると彼がわたしに何を言いたいのか気になる。傷つけられてもこれが最後だしと思って、会いましょうと連絡する。

 

7月5日夜 会う。娘さんが学校で色々あって泣きながら帰ってきたそうで、学校や家からラインが来てる。こんなことしてていいんですか、と聞くと、いやいい大丈夫という。辛い思いをさせていたこと、自分のせいで仕事を辞めることになったこと、人生を悪い方向へ変えてしまったことを、謝られた。自分を庇ってくれていたことも、何も言わない優しさも、わかっていたと(全然わかってないと思いますけどね)、私相手に萎縮して小さくなっていた。そうですね、と言って、だけど好きだった、あなたもいろいろあるだろうけど、このままじゃ全部を無くしてしまうよ、あなたのためにもっと大切なものをしっかり大切にしないとだめですよ、と泣きながら訴えてみた。言いたいことを言えたらスッキリした。色々の真偽はもうどうでもいい。これで終わりなのだし、わたしなりに彼を愛していたことをちゃんと伝えられたのだし。ごはんくらい奢ってくれるのかと思ってた、と嫌味を言うと、送別会のつもりで今度奢るよというので、年の離れた友達としてね、連絡来まくってるし早く帰りましょうと、抱きしめられてキスして別れた。「今度」はもうない。最後まで譲歩して気遣って終わった。けど、それでよかった。車の中で泣いた。

終了です。ゲームセットです。コールド負け…でもないか。さようならわたしの2年3ヶ月。腕のまわらない広い背中。わたしがなんとかしてあげたかったけど、できなかったなぁー。

 

でもこれでようやく自由になった。本当の休みが始まった。せっかくだから、今月中に一人でどこかへ旅行に行ってみようと思う。ボーナスもらい逃げだしね。